2019年10月25日金曜日

NZのスキー場と日本のスキー場

皆さん、こんにちは!

オッキーです!

先日はNZのスキー事情などについて簡単に紹介しました。

今回はNZのスキー場と日本のスキー場を比較してみたいと思います。

まず、一番大きな違いはスキー場に林がないという事です。

なのでコースがあまり明確でなく
圧雪されているところ以外はどこからどこまでが
どのコースなのかはっきりしないこともよくあります。


カドローナスキー場より

これは世界的に見るとコース内に林がある日本のほうが
少数派のようです。


野麦峠スキー場より

これは日本の特殊な地理的理由によるところが多いのですが
簡単に説明すると日本はNZと比較して降雨、降雪量が多いため
標高が高いところでも森林が育つためです。

それに対してQT近郊のスキー場は降雨、降雪量が少ないため
標高が高いところでは木々が育ちません。

また日本は大陸性気候の影響を受けた島国に対して
NZは海洋性気候の影響を強く受けており
気温が比較的安定し日本ほど気温が低くなりません。

そのため緯度が北海道北部と同じなのですが
標高500m付近ですらほとんど雪が積もりません。

そのためスキー場から見下ろす風景が真っ白になることはなく
木々の彩がありと日本とは違ったきれいな景色を見ながら滑ることができます。


トレブルコーンスキー場からの景色

そしてもう一つ大きく違う点は
リフト券やスクールのレッスン料金です。

Queenstown周辺のスキー場の1日リフト券の
平均的な価格は120-149 NZドルで
日本円にすると約8500円-10000円となります。

日本の平均的なリフト料金が4000-5000円とすると
約2倍の価格になりますね。

レッスン料金はレッスンプランがいろいろありますが
プライベートレッスンで比較してみると

100ドル+/hが平均的な値段です。

日本で一般的な1日プライベートレッスンと比較してみると。

NZ 100+ ×4h で450ドル程度
日本円に換算して約31500円

日本だと20000円-22000円の所が多いようで
約1.5倍になります。

このように日本と比べるとスキーはかなり
お金のかかるレジャーという位置づけになっています。

こうやって見てくると日本は雪も多くて
リフト券やレッスン料金も安く
スキーヤーやスノーボーダーに優しい国となりますね。(^-^)

皆さん、今シーズンはこの恵まれた環境をもっと満喫しませんか?



by オッキー

2019年10月16日水曜日

NZでの感想

皆さん、お久しぶりです!

オッキーです!

先日は大きな台風が日本を縦断しましたが
皆様のまわりは大丈夫でしたでしょうか?

被災された方には謹んでお見舞いを申し上げます。

私はここ数年夏の時期になると南半球の
New Zealandに滞在してスキーに関連した仕事をしています。

New Zealandに行ったことがない人も多いと思うので
現地でのスキー事情などを少し紹介したいと思います。

New Zealandは大きく分けて北島と南島の二つになります。

New Zealandの地図(クリック!)

私が滞在していたのは南島のQueenstownという街です。


2019年8月24日 Queenstown hillより
Queenstownの緯度は南北逆になりますが
日本の稚内とほぼ同じです。

南半球なので日本とは季節が反対になり
8月といえば日本の2月になります。

稚内の2月と聞くとこの写真のように全く雪がないのに
驚く方が多いかと思います。

ちなみにQueenstownの標高は300mほどです。

これはたまたま雪がなかったタイミングというわけではなく
街に積雪があるのは年に一度あるかないかなので
基本的には冬でもこの写真のような景色です。

そんなところでスキーができるのかというと
1000mほど標高を上げれば雪がついているところがあり
しっかりとスキーが楽しめます!



この写真はコロネットピークというスキー場のベースで
標高は約1200mです。

Queenstownから車で30分もかからず行けます。

滞在先には雪がなくてスキー場までは短時間で行ける
ある意味、理想的な環境かもしれませんね。

そして雪質はというと…

日本と比べると降雪量もそれほど多くなく
パウダーといっても膝上の新雪に遭遇することは非常にまれです。

そう考えると日本は本当に雪に恵まれていると思います!

そして現地のスキー場には多くのお客さんが遊びに来ています。
お客さんはNZ国内だけでなく隣国のオーストラリアや
アジア圏からも多くの方が来ています!

スキー場によっては平日でも何か所もリフト待ちができているほどです!

そんなスキーブームなので雪がたっぷりある日本のスキー場に
興味を持っている人がとても多く
日本に来たことがある人も非常に多いです!

ここ数年日本のスキー場に外国人が多いのもよく分かりますね。

とりあえず今回はNZの簡単なスキー事情の紹介でした。



by オッキー

2019年9月2日月曜日

理論と実践

こんにちは。望月です。9月になり、陽気も少し涼しくなって、スキーシーズンが少しずつ近づいてくるのを感じますね。

今回は趣向を少し変えて、私が最近学んでいることをお話ししたいと思います。

私は音楽が好きで、特に中学生になって英語を学ぶようになってからは洋楽に興味を持ちました。きっかけは友達がビートルズが好きで、録音したカセットテープ(歳がわかりますね)を借りて聞いたことです。

最初にLet it Be(レット・イット・ビー)を聞いた時は衝撃でした。音楽がすばらしいとかでなく、「どこでレット・イット・ビーって言ってるの???」でした。何回も聴いてみると、なんか「エルピー」みたいに言ってるところがあるぞ、と気付きました。

実際カタカナで書く「レット・イット・ビー」と英語のLet it Beは全然発音が違ってたんですね。

それがきっかけになって、ビートルズやカーペンターズの曲を英語の歌詞を見ながら、一緒に歌うようになりました。一応、知らない単語は辞書で発音も調べるんですが、実際に聞いた音を頼りに真似して歌っていました。

その後は当時流行っていたハードロック系の曲も加わり、毎日毎日洋楽を聴いては歌うということをしていました。

成人してからは、ただ歌うだけでなく英会話も通信教育で学んで少し話せるようになってきたのですが、ここで自分の限界を感じることがありました。

たまに英語を話すと、「発音いいですね」などと言われて調子に乗っていたのですが、問題は相手と面と向かって話すと、言いたいことが上手く言えないもどかしさはあるにしても、相手の言っていることは大体わかるのですが、ネイティブ同士が話している会話はほとんど聞き取れない。

映画を見ていても、今何て言ったんだろうと英語の字幕を出して見ると、本当に簡単な文章なのに聞き取れない。どうすればいいの?って感じでした。

とりあえず、映画は吹き替えで無く、字幕で見るとかはしていて、知らなかった表現が少しずつ増えたりはしていたのですが、日本語の字幕を消すとやっぱり分らないという状態が続いていました。

ようやく最近になって、Youtubeでいろんな英会話の動画を見ていて問題が何かわかりました。

  • 英語をネイティブが普通に話している時は、話すのが早いだけでなく、単語同士をどんどんくっつけて発音する。
  • その時に子音と母音がくっついたり、言いにくい音が消えたり、音変化を起こしたりする。
  • その結果、耳になじんでいない音のかたまりになるので聞き取れない。

では、どうしたらそんなネイティブの英語が聞き取れるようになるのでしょうか?

そのカギは、「ネイティブのように発音する練習をたくさんする」ということでした。。面白いことに自分が発音できる単語やフレーズは耳になじんで聞き取れるようにもなるんですね。

そういえば、以前も歌に出てきて自分で歌えたようなフレーズは聞き取れる、ってことがいくつもありました。

それで最近、そうやって発音の練習ができる動画チャンネルを見て練習をしだしたら、徐々にですが聞き取りができるようになりつつあります。

こんな風に英語ネイティブで無い私には、理屈を知ることが大変役に立ちました。結果として有意義な練習ができるようになり、初めて効果がでるようになってきました。

今日これを書いたのは、これが英語に限った話ではなく、いろいろなことに応用できる原則だと私自身が気付いたからです。 みなさんの一助になれば幸いです。
 

2019年7月15日月曜日

来る圧に対応する

前回オレンジの中にピンポイントの支点を持ち、それをキープするということを書きましたが、実はキープするというのは、その時々のベストな位置を保つということなのですね。

以前にも書きましたが、ハイシーズンの雪と春雪とでは受ける抵抗に大きな差があります。抵抗の大きい中で滑ると、ターン中オレンジは、よりかかと寄りに移動します。

あくまでイメージですので、実際の足裏のオレンジの位置は、各々感じ取ってくださいね。

ここで大切なことなんですが、前面から来る圧を受けているのは全身ですので、上半身が後ろに持っていかれるような力が働きます。そうすると、ただ何気なく立っているだけだと、バランスが後ろになりすぎて、スキーのコントロールが難しくなります。いわゆる「後傾」という状態ですね。

そのため、スピードが上がってきて前面から来る圧も高まってくる時には、上半身もそれに備えてしっかりとした構えを取っておき、前後のバランスを崩さないように意識しておかないといけません。

オレンジの位置をキープするためには、ただ足元だけではなく全身でバランスを取るということを意識していただくと、ターン中に不安定になるというような感覚が改善されると思いますので、やってみてください。

2019年7月1日月曜日

オレンジの中にさらにピンポイントの支点

前回、足裏にオレンジを意識することにより、支点が定まり滑りが安定するというお話をしました。これに慣れてくると、さらにピンポイントに支点を維持できるようになります。

オレンジによって圧変化を感じようとするためには、ある程度の大きさのオレンジを意識する必要がありますね。ただし、支点としてはもっとピンポイント、あくまでイメージですが私自身は±1mmくらいに保つつもりで滑っています。

前回と同じ絵ですが、オレンジの真中にさらに黒い支点を書いておきました。


この絵を見てもらうとわかると思いますが、これだけ支点がピンポイントになると、ちょっとしたことが支点を崩す要因になります。

直滑降しているポジションでは良くても、上下動の中で頭が前後に動いてしまう、お尻が下がってしまう、腕が下がってしまう、あるいは片方の腕だけが後ろに引けてしまう等々です。

フィーリングスキーではフォームはそれほど大事で無いように思うのですが、支点をキープするという点では、滑走フォームが理にかなったものになっているというのは重要です。

これは自分で滑っているとなかなかわかりにくいことなので、もし、滑っていて支点が不安定になっていて、自分で試行錯誤してもどうもうまくいかない、ということがありましたらレッスンに入ってみてください。滑りを見ないとできないアドバイスというのが少なからずありますので。

2019年6月21日金曜日

スキーの基本はバランス

まず、前回のブログの補足ですが、あくまでトレーン滑走を通して学べることについて書きましたので、何でも形だけ真似るというのはちょっと違います。

トレーンする時は、斜度や雪質、スピードも一緒で滑ることに意味があります。違う条件で人の真似をしても本質的なことが理解できないと思いますので、ご注意ください。

さて、昔、グッギーこと故マルティン・グガニックがビデオの中で「スキーの上達の秘訣はバランス」と言っていましたが、急斜面が滑れない、整地は滑れるけど不整地は滑れない、大回りでは滑れるけど小回りはできない、などは前後のバランスが崩れていることが原因になっている場合があります。

そこで「オレンジターン」のお話ですが、オレンジを足裏に意識するメリットとして、支点が定まるということです。



 初心者に見られる、真っすぐ滑っていてもスキーがふらつくという現象は、足裏の土踏まず付近にオレンジを意識してその位置をキープするようにすると、すぐに解消されます。

これを読んでいるみなさんは、ここはクリアしているでしょうから、次の段階で意識しないといけないことは、「体のバランスとオレンジの意識を一致させる」ということなんです。

実はオレンジを足裏に意識するだけだと、体が前傾し過ぎたり、後傾していてもオレンジの位置は同じところにあるつもりになってしまいがちです。実際のバランスとオレンジの意識のズレが生じているということなんですね。

そこでやってみていただきたいのが、意識的にオレンジの位置を前後に変えて滑るということです。低速でオレンジの位置を前にしたらしっぱなしで滑る、後ろにしたらしっぱなしで滑る、ということをしながら、少しずつずらして滑ってみます。

ターンもしながらということになりますから、左右の位置も変えて滑ってみます。キョロキョロと変わり続けるのではなく、ちょっと前で内側で数ターンしたら、前後は変えずに左右の真中にしてみるみたいな感じですね。

こういうことにより、オレンジの位置で正しくバランスを感じ取れるようになりますので、一番自分が安定する位置を探してオレンジをキープするようにしてみてください。

これに関連して他にも注意することがあるのですが、長くなるのでまたこの次に。

2019年6月13日木曜日

良い手本を見て真似る

みなさん、こんにちは望月です。

シーズンオフなので実践的な練習の話をしても滑れませんので、知っておいたらみなさんの役に立つような話題はいかかでしょうか?もし、質問とか取り上げて欲しいテーマ等がありましたら次のメールアドレスまでお願いします。syrius@fs.jpski.com

今日は良い手本を見て真似るということについてです。

スキーの指導をするときに相手が大人なのか、子供なのかによって差が大きいと言われていることがあります。

もちろん例外はあるでしょうが、かんたんに言うと、
  • 大人は理論を知らないと上達が難しい
  • 子供は理論よりは良い手本を見せた方が良い
野麦峠スキー場での私の経験をお話しすると、

例1.前日にバンビゲレンデでターンができるようになった男の子(小学校低学年)
前日もフィーリングスキースクールで1時間半のフレームレッスンを受講しプルークでターンができるようになりました。

翌日、私とトレーンをしながらバンビ、ファミリーゲレンデを滑り、1時間半でトレーニングバーン(最大斜度24度くらい)をターンして滑って降りられるようになりました。

例2.3人同時レッスンを受講した中の女の子(小学校高学年)
いとこ同士の3人の内、一番小さい子があまり滑れないのでその子を中心のレッスン。後の2人は課題を与えながら、一緒に滑るという形。最年長の子は何も教えていないのにスキーが揃って、お母さんから「スキーを揃えて滑れるようになったね」と喜ばれていました。

例3.お父さんと子供2人のレッスン(下の男の子小学校低学年)
フレームレッスンで一時間半の中で普通にフィーリングスキーのレッスンを行いましたが、レッスン中にパラレルターンは教えなかったのに、パラレルターンで滑れるように。お父さんからは感謝されましたが、心の中では「私、何もしていないのにいいのかな?」という感じ。

私が子供のレッスンをする時に注意していることは、
  • 生徒さんがプルークで滑れている場合には、最初はプルークで滑りながら教えますが、基本ができた後は、私自身はパラレルで滑る。
  • トレーンでなるべく私の滑った後をなぞって滑ってもらう。
  • レッスン中はできる限りたくさん滑るようにする。

 あまり気になることがあれば言いますが、基本はこんな感じです。子どもは人のまねをするのが上手いので、私がしっかりとスピードコントロールをして滑れば、子どももスピードコントロールができるようになってしまいます。

大人の場合は、どうやったらできるかを説明してからレッスンをしていくのですが、ある程度のことができるようになったら、やはりトレーンで滑ってもらうこともあります。

大回りでも小回りでも、人のリズムやターン弧に合わせながら滑るというのは良い練習になります。前走者を見て真似してもらうと、ついて行くのに必死で余計なことを見たり考えたりしません。そこが良いんですね。

私の場合も内緒ですが、じぶんの苦手なところなど教師仲間についてコッソリ盗んでいることがあります。変に教わるよりも滑りを見て真似るって方がうまくいく場合も多いんで(笑)。

ただし、大事なポイントで勘違いがあって真似をすると逆効果になってしまいますので、大人は理屈も少しずつ勉強くださいね。

では、皆さまからのご連絡お待ちしております。メール→syrius@fs.jpski.com