2019年10月25日金曜日

NZのスキー場と日本のスキー場

皆さん、こんにちは!

オッキーです!

先日はNZのスキー事情などについて簡単に紹介しました。

今回はNZのスキー場と日本のスキー場を比較してみたいと思います。

まず、一番大きな違いはスキー場に林がないという事です。

なのでコースがあまり明確でなく
圧雪されているところ以外はどこからどこまでが
どのコースなのかはっきりしないこともよくあります。


カドローナスキー場より

これは世界的に見るとコース内に林がある日本のほうが
少数派のようです。


野麦峠スキー場より

これは日本の特殊な地理的理由によるところが多いのですが
簡単に説明すると日本はNZと比較して降雨、降雪量が多いため
標高が高いところでも森林が育つためです。

それに対してQT近郊のスキー場は降雨、降雪量が少ないため
標高が高いところでは木々が育ちません。

また日本は大陸性気候の影響を受けた島国に対して
NZは海洋性気候の影響を強く受けており
気温が比較的安定し日本ほど気温が低くなりません。

そのため緯度が北海道北部と同じなのですが
標高500m付近ですらほとんど雪が積もりません。

そのためスキー場から見下ろす風景が真っ白になることはなく
木々の彩がありと日本とは違ったきれいな景色を見ながら滑ることができます。


トレブルコーンスキー場からの景色

そしてもう一つ大きく違う点は
リフト券やスクールのレッスン料金です。

Queenstown周辺のスキー場の1日リフト券の
平均的な価格は120-149 NZドルで
日本円にすると約8500円-10000円となります。

日本の平均的なリフト料金が4000-5000円とすると
約2倍の価格になりますね。

レッスン料金はレッスンプランがいろいろありますが
プライベートレッスンで比較してみると

100ドル+/hが平均的な値段です。

日本で一般的な1日プライベートレッスンと比較してみると。

NZ 100+ ×4h で450ドル程度
日本円に換算して約31500円

日本だと20000円-22000円の所が多いようで
約1.5倍になります。

このように日本と比べるとスキーはかなり
お金のかかるレジャーという位置づけになっています。

こうやって見てくると日本は雪も多くて
リフト券やレッスン料金も安く
スキーヤーやスノーボーダーに優しい国となりますね。(^-^)

皆さん、今シーズンはこの恵まれた環境をもっと満喫しませんか?



by オッキー

2019年10月16日水曜日

NZでの感想

皆さん、お久しぶりです!

オッキーです!

先日は大きな台風が日本を縦断しましたが
皆様のまわりは大丈夫でしたでしょうか?

被災された方には謹んでお見舞いを申し上げます。

私はここ数年夏の時期になると南半球の
New Zealandに滞在してスキーに関連した仕事をしています。

New Zealandに行ったことがない人も多いと思うので
現地でのスキー事情などを少し紹介したいと思います。

New Zealandは大きく分けて北島と南島の二つになります。

New Zealandの地図(クリック!)

私が滞在していたのは南島のQueenstownという街です。


2019年8月24日 Queenstown hillより
Queenstownの緯度は南北逆になりますが
日本の稚内とほぼ同じです。

南半球なので日本とは季節が反対になり
8月といえば日本の2月になります。

稚内の2月と聞くとこの写真のように全く雪がないのに
驚く方が多いかと思います。

ちなみにQueenstownの標高は300mほどです。

これはたまたま雪がなかったタイミングというわけではなく
街に積雪があるのは年に一度あるかないかなので
基本的には冬でもこの写真のような景色です。

そんなところでスキーができるのかというと
1000mほど標高を上げれば雪がついているところがあり
しっかりとスキーが楽しめます!



この写真はコロネットピークというスキー場のベースで
標高は約1200mです。

Queenstownから車で30分もかからず行けます。

滞在先には雪がなくてスキー場までは短時間で行ける
ある意味、理想的な環境かもしれませんね。

そして雪質はというと…

日本と比べると降雪量もそれほど多くなく
パウダーといっても膝上の新雪に遭遇することは非常にまれです。

そう考えると日本は本当に雪に恵まれていると思います!

そして現地のスキー場には多くのお客さんが遊びに来ています。
お客さんはNZ国内だけでなく隣国のオーストラリアや
アジア圏からも多くの方が来ています!

スキー場によっては平日でも何か所もリフト待ちができているほどです!

そんなスキーブームなので雪がたっぷりある日本のスキー場に
興味を持っている人がとても多く
日本に来たことがある人も非常に多いです!

ここ数年日本のスキー場に外国人が多いのもよく分かりますね。

とりあえず今回はNZの簡単なスキー事情の紹介でした。



by オッキー

2019年9月2日月曜日

理論と実践

こんにちは。望月です。9月になり、陽気も少し涼しくなって、スキーシーズンが少しずつ近づいてくるのを感じますね。

今回は趣向を少し変えて、私が最近学んでいることをお話ししたいと思います。

私は音楽が好きで、特に中学生になって英語を学ぶようになってからは洋楽に興味を持ちました。きっかけは友達がビートルズが好きで、録音したカセットテープ(歳がわかりますね)を借りて聞いたことです。

最初にLet it Be(レット・イット・ビー)を聞いた時は衝撃でした。音楽がすばらしいとかでなく、「どこでレット・イット・ビーって言ってるの???」でした。何回も聴いてみると、なんか「エルピー」みたいに言ってるところがあるぞ、と気付きました。

実際カタカナで書く「レット・イット・ビー」と英語のLet it Beは全然発音が違ってたんですね。

それがきっかけになって、ビートルズやカーペンターズの曲を英語の歌詞を見ながら、一緒に歌うようになりました。一応、知らない単語は辞書で発音も調べるんですが、実際に聞いた音を頼りに真似して歌っていました。

その後は当時流行っていたハードロック系の曲も加わり、毎日毎日洋楽を聴いては歌うということをしていました。

成人してからは、ただ歌うだけでなく英会話も通信教育で学んで少し話せるようになってきたのですが、ここで自分の限界を感じることがありました。

たまに英語を話すと、「発音いいですね」などと言われて調子に乗っていたのですが、問題は相手と面と向かって話すと、言いたいことが上手く言えないもどかしさはあるにしても、相手の言っていることは大体わかるのですが、ネイティブ同士が話している会話はほとんど聞き取れない。

映画を見ていても、今何て言ったんだろうと英語の字幕を出して見ると、本当に簡単な文章なのに聞き取れない。どうすればいいの?って感じでした。

とりあえず、映画は吹き替えで無く、字幕で見るとかはしていて、知らなかった表現が少しずつ増えたりはしていたのですが、日本語の字幕を消すとやっぱり分らないという状態が続いていました。

ようやく最近になって、Youtubeでいろんな英会話の動画を見ていて問題が何かわかりました。

  • 英語をネイティブが普通に話している時は、話すのが早いだけでなく、単語同士をどんどんくっつけて発音する。
  • その時に子音と母音がくっついたり、言いにくい音が消えたり、音変化を起こしたりする。
  • その結果、耳になじんでいない音のかたまりになるので聞き取れない。

では、どうしたらそんなネイティブの英語が聞き取れるようになるのでしょうか?

そのカギは、「ネイティブのように発音する練習をたくさんする」ということでした。。面白いことに自分が発音できる単語やフレーズは耳になじんで聞き取れるようにもなるんですね。

そういえば、以前も歌に出てきて自分で歌えたようなフレーズは聞き取れる、ってことがいくつもありました。

それで最近、そうやって発音の練習ができる動画チャンネルを見て練習をしだしたら、徐々にですが聞き取りができるようになりつつあります。

こんな風に英語ネイティブで無い私には、理屈を知ることが大変役に立ちました。結果として有意義な練習ができるようになり、初めて効果がでるようになってきました。

今日これを書いたのは、これが英語に限った話ではなく、いろいろなことに応用できる原則だと私自身が気付いたからです。 みなさんの一助になれば幸いです。
 

2019年7月15日月曜日

来る圧に対応する

前回オレンジの中にピンポイントの支点を持ち、それをキープするということを書きましたが、実はキープするというのは、その時々のベストな位置を保つということなのですね。

以前にも書きましたが、ハイシーズンの雪と春雪とでは受ける抵抗に大きな差があります。抵抗の大きい中で滑ると、ターン中オレンジは、よりかかと寄りに移動します。

あくまでイメージですので、実際の足裏のオレンジの位置は、各々感じ取ってくださいね。

ここで大切なことなんですが、前面から来る圧を受けているのは全身ですので、上半身が後ろに持っていかれるような力が働きます。そうすると、ただ何気なく立っているだけだと、バランスが後ろになりすぎて、スキーのコントロールが難しくなります。いわゆる「後傾」という状態ですね。

そのため、スピードが上がってきて前面から来る圧も高まってくる時には、上半身もそれに備えてしっかりとした構えを取っておき、前後のバランスを崩さないように意識しておかないといけません。

オレンジの位置をキープするためには、ただ足元だけではなく全身でバランスを取るということを意識していただくと、ターン中に不安定になるというような感覚が改善されると思いますので、やってみてください。

2019年7月1日月曜日

オレンジの中にさらにピンポイントの支点

前回、足裏にオレンジを意識することにより、支点が定まり滑りが安定するというお話をしました。これに慣れてくると、さらにピンポイントに支点を維持できるようになります。

オレンジによって圧変化を感じようとするためには、ある程度の大きさのオレンジを意識する必要がありますね。ただし、支点としてはもっとピンポイント、あくまでイメージですが私自身は±1mmくらいに保つつもりで滑っています。

前回と同じ絵ですが、オレンジの真中にさらに黒い支点を書いておきました。


この絵を見てもらうとわかると思いますが、これだけ支点がピンポイントになると、ちょっとしたことが支点を崩す要因になります。

直滑降しているポジションでは良くても、上下動の中で頭が前後に動いてしまう、お尻が下がってしまう、腕が下がってしまう、あるいは片方の腕だけが後ろに引けてしまう等々です。

フィーリングスキーではフォームはそれほど大事で無いように思うのですが、支点をキープするという点では、滑走フォームが理にかなったものになっているというのは重要です。

これは自分で滑っているとなかなかわかりにくいことなので、もし、滑っていて支点が不安定になっていて、自分で試行錯誤してもどうもうまくいかない、ということがありましたらレッスンに入ってみてください。滑りを見ないとできないアドバイスというのが少なからずありますので。

2019年6月21日金曜日

スキーの基本はバランス

まず、前回のブログの補足ですが、あくまでトレーン滑走を通して学べることについて書きましたので、何でも形だけ真似るというのはちょっと違います。

トレーンする時は、斜度や雪質、スピードも一緒で滑ることに意味があります。違う条件で人の真似をしても本質的なことが理解できないと思いますので、ご注意ください。

さて、昔、グッギーこと故マルティン・グガニックがビデオの中で「スキーの上達の秘訣はバランス」と言っていましたが、急斜面が滑れない、整地は滑れるけど不整地は滑れない、大回りでは滑れるけど小回りはできない、などは前後のバランスが崩れていることが原因になっている場合があります。

そこで「オレンジターン」のお話ですが、オレンジを足裏に意識するメリットとして、支点が定まるということです。



 初心者に見られる、真っすぐ滑っていてもスキーがふらつくという現象は、足裏の土踏まず付近にオレンジを意識してその位置をキープするようにすると、すぐに解消されます。

これを読んでいるみなさんは、ここはクリアしているでしょうから、次の段階で意識しないといけないことは、「体のバランスとオレンジの意識を一致させる」ということなんです。

実はオレンジを足裏に意識するだけだと、体が前傾し過ぎたり、後傾していてもオレンジの位置は同じところにあるつもりになってしまいがちです。実際のバランスとオレンジの意識のズレが生じているということなんですね。

そこでやってみていただきたいのが、意識的にオレンジの位置を前後に変えて滑るということです。低速でオレンジの位置を前にしたらしっぱなしで滑る、後ろにしたらしっぱなしで滑る、ということをしながら、少しずつずらして滑ってみます。

ターンもしながらということになりますから、左右の位置も変えて滑ってみます。キョロキョロと変わり続けるのではなく、ちょっと前で内側で数ターンしたら、前後は変えずに左右の真中にしてみるみたいな感じですね。

こういうことにより、オレンジの位置で正しくバランスを感じ取れるようになりますので、一番自分が安定する位置を探してオレンジをキープするようにしてみてください。

これに関連して他にも注意することがあるのですが、長くなるのでまたこの次に。

2019年6月13日木曜日

良い手本を見て真似る

みなさん、こんにちは望月です。

シーズンオフなので実践的な練習の話をしても滑れませんので、知っておいたらみなさんの役に立つような話題はいかかでしょうか?もし、質問とか取り上げて欲しいテーマ等がありましたら次のメールアドレスまでお願いします。syrius@fs.jpski.com

今日は良い手本を見て真似るということについてです。

スキーの指導をするときに相手が大人なのか、子供なのかによって差が大きいと言われていることがあります。

もちろん例外はあるでしょうが、かんたんに言うと、
  • 大人は理論を知らないと上達が難しい
  • 子供は理論よりは良い手本を見せた方が良い
野麦峠スキー場での私の経験をお話しすると、

例1.前日にバンビゲレンデでターンができるようになった男の子(小学校低学年)
前日もフィーリングスキースクールで1時間半のフレームレッスンを受講しプルークでターンができるようになりました。

翌日、私とトレーンをしながらバンビ、ファミリーゲレンデを滑り、1時間半でトレーニングバーン(最大斜度24度くらい)をターンして滑って降りられるようになりました。

例2.3人同時レッスンを受講した中の女の子(小学校高学年)
いとこ同士の3人の内、一番小さい子があまり滑れないのでその子を中心のレッスン。後の2人は課題を与えながら、一緒に滑るという形。最年長の子は何も教えていないのにスキーが揃って、お母さんから「スキーを揃えて滑れるようになったね」と喜ばれていました。

例3.お父さんと子供2人のレッスン(下の男の子小学校低学年)
フレームレッスンで一時間半の中で普通にフィーリングスキーのレッスンを行いましたが、レッスン中にパラレルターンは教えなかったのに、パラレルターンで滑れるように。お父さんからは感謝されましたが、心の中では「私、何もしていないのにいいのかな?」という感じ。

私が子供のレッスンをする時に注意していることは、
  • 生徒さんがプルークで滑れている場合には、最初はプルークで滑りながら教えますが、基本ができた後は、私自身はパラレルで滑る。
  • トレーンでなるべく私の滑った後をなぞって滑ってもらう。
  • レッスン中はできる限りたくさん滑るようにする。

 あまり気になることがあれば言いますが、基本はこんな感じです。子どもは人のまねをするのが上手いので、私がしっかりとスピードコントロールをして滑れば、子どももスピードコントロールができるようになってしまいます。

大人の場合は、どうやったらできるかを説明してからレッスンをしていくのですが、ある程度のことができるようになったら、やはりトレーンで滑ってもらうこともあります。

大回りでも小回りでも、人のリズムやターン弧に合わせながら滑るというのは良い練習になります。前走者を見て真似してもらうと、ついて行くのに必死で余計なことを見たり考えたりしません。そこが良いんですね。

私の場合も内緒ですが、じぶんの苦手なところなど教師仲間についてコッソリ盗んでいることがあります。変に教わるよりも滑りを見て真似るって方がうまくいく場合も多いんで(笑)。

ただし、大事なポイントで勘違いがあって真似をすると逆効果になってしまいますので、大人は理屈も少しずつ勉強くださいね。

では、皆さまからのご連絡お待ちしております。メール→syrius@fs.jpski.com

2019年6月1日土曜日

やっぱり最後は・・・

みなさん、こんにちは。望月です。

先週5月25日に、今シーズン最後のバックカントリーで乗鞍岳に行ってきました。
ちょうどこの日から「肩の小屋口」という、大雪渓のすぐ下までバスが運行するようになり、乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰にも到達しやすくなりました。
というわけで、こんなにたくさんの人達がバスを降りて剣ヶ峰に向かってスタートして行きました。

乗鞍岳大雪渓全体はこんな感じ。



頂上まで登ると、こんな景色が待っています。
蚕玉岳(こだまだけ)山頂。穂高連峰を望む

剣ヶ峰山頂。向こうは御嶽山
頂上まで登ったら、こんな斜面を滑ります。
写真だと斜度感がわからないと思いますが、40度弱ぐらいの斜面ですので、滑り始めは慎重に降りていきます。

この日の雪質は滑走性のあるザラメですが、やはり雪は重い。真冬の雪のように軽々とはターンできません。

この時期は山に登るのが好きでバックカントリーに来る人が多いのか、真冬のパウダー狙いの人たちに比べるとスキーはそれほど上手ではない人たちが多かったようです。

そのため、斜滑降で斜面の端まで行って、スキーを回して方向を変え、また斜面の端までというスタイルの人が多くいました。スキーを回すのにも苦労があり、この斜度でフォールライン方向を向くのが怖いようで、内倒して無理やりスキーの向きを変えてという人もいました。

で、このなかなかの難斜面、私はやっぱりオレンジと引くターンでした。足裏のオレンジをきちんとキープして、ターンの始動は外足にオレンジを移してから内足を引く、という感じ。

スキーがきちんと回ってくれるということがわかっていると、フォールラインを向くのも少し余裕が出てきます。斜面も雪質も違うとは言え、今年乗鞍を滑るのが三回目で慣れてきたというのもあると思いますが。

出来れば他の滑っている人たちにもフィーリングスキー教えてあげたかった。バックカントリーこそフィーリングスキーの優位さを感じた1日でした。

2019年5月12日日曜日

乗鞍岳BC

皆さん、こんにちは!

オッキーです!

前回のブログで望月が乗鞍BCについて書いていましたが
今回も引き続き乗鞍BCの話題をお届けします。

私の乗鞍BC歴は20年以上ですが
その半数以上が主要なスキー場のGW営業が
終ったあとの次の週です。

その間、経験や道具類も手に入れ
ここ5年くらいでスキー場が営業している期間でも
登って滑るようになりました。

しかし、通常にスキーを楽しまれている方から
するとまだスキー場が営業している期間にも関わらず
登ってまで滑るというのはなかなか
理解しにくい点があると思います。

今回は、その理解しにくい点を
私がどうやって超えてきたのかを紹介させてもらいます。

まず一番はお手軽に海外スキーの雰囲気が
体験できるということです。

海外スキーというと皆さんどんなイメージを持ちますか?

林など視界を遮るもがなく広大な景色の中で
滑っている風景を想像される方が多いのではないでしょうか?

それに比べて日本のスキー場はほぼすべてが
森林限界以下にあります。

ということはリフトに乗って滑るところは林や森などがなく
地形そのものを滑れる場所はほぼないということになります。
注)豪雪地域で林すら埋まってしまうところがあります。

かといって海外スキーに行くとなると
お金とお休みが必要になります。

この二点が多くの方にハードルとなるかと思います。

しかし、BCスキーであれば1日で
海外スキーのような地形を滑ることができます!

海外スキーのような風景だと思いませんか?

そして2番目は道具の進化です。

私が初めて乗鞍に登って滑った時は
登山靴をはいてすべての道具を背負って登りました。

今思うと若かくて体力があったからできたのだと思います。
あの装備で今のように楽しみながら
登れるかと考えるとかなり疑問に思います。

今はBCブームということもあり
多くの道具類が販売されています。

そのおかげでBCスキーのハードルが非常に低くなってきています。

ちなみに私もスキーシール、TLTビィンディングと
専用ブーツを利用しています。


この道具類のおかげもあり
今回のBCスキーは乗鞍スキー場の
三本滝レストハウスから登りを開始し

標高差1200mほどある頂上まで
約4時間30分で到着しました!


今回は天気がよかっこともあり
道中の景色も楽しみながら登れました!(^^)v




そして最後の三つめはゲレンデでは体験できない
雪質を楽しめるということです。

今回も頂上付近から滑り出すときは前日のシュプールが
まったくずれ幅の無いもので
かなり難しいコンディションかと想像されました。


しかし滑り出してみると前日とは条件が
変わっているようで斜面に刻まれているシュプールのような
全くずれないような雪ではなく
しっかりとスキーに乗ればちゃんとズレてくれ
非常に快適な滑走を楽しめることができました!(^o^)丿
3000m付近からの斜面


2800m付近からの私のシュプール(^^)v

どちらもかなり快適でした!

標高2500m付近から下はストップスノーの
比率が増えだし快適といえない状況になりましたが

天候、気温、日のさし方などで雪質が変わる中で
そのコンディションを楽しめた時の
爽快感はゲレンデで感じるものより
何倍も高いものです!

また斜面も30度を超えるような
急斜面もあり
ゲレンデでは体験できない滑走を
楽しめる点も大きな魅力の一つです。

この写真の右側斜面は30度以上&
途中からストップスノーとなり
かなりスリリングな滑走となりましたが…(;^_^A

これら3点が私をBCスキーに導いてくれた大きな要素です。

シーズン中も少なくない方からBCスキーに
興味があるとのお話をお聞きしました。

やってみたいけど、どうすればよいのかな?
どうすれば楽しめるのかな?
という方はこれらの点を意識して
準備、トライしてみてはどうでしょうか?

興味や質問がある方は遠慮なくお問い合わせください!




by オッキー

2019年5月2日木曜日

スキーの総合力が上がる

みなさん、こんにちは。望月です。
今シーズン二回目の乗鞍岳でのバックカントリーに行ってきました。
松本市内は晴れ予報だったんですが、そこは山の天気。8時半のバスに乗る頃には雪が降り出す荒れた天気で、雪が収まったと思ったら、時々吹く強風にあおられたりしましたが、徐々に天候も回復し、摩利支天岳に登り、富士見岳へ移動して一本目はそこからドロップイン。登り返してツアーコースに向かい、無事に滑って帰って来られました。

さて、今日のタイトルですが、ゲレンデと違い自然のままの雪を滑るのがバックカントリーです。ゲレンデなら雪が悪そうだから、ここは滑らないとかの選択ができますが、バックカントリーの場合は、最善のコースの選択はしますが、基本的に目の前の斜面は滑らないと帰れませんので、スキーの総合力が問われます。

今日は最初にドロップインした場所はカリカリのアイスバーンの上にところどころ新雪が乗っている状況。整地されたゲレンデなら多少硬くてもこんな風に滑れるだろうなという予想がつきますが、バックカントリーでは滑ってみないとわからないので、最初は慎重に雪の状態を見ながらスタートしてその雪に合ったターンをしていきます。

偉そうなことを書いてますが、今日は最初は横滑りとプルークスタンスを使って滑っており、端から見たらあんまりカッコ良くは無かったでしょうね。

徐々に引くターンや普段滑っているフィーリングなどを試しながら滑って行くのですが、その間にも雪はどんどん変わります。きつめのクラストだったり沈む雪だったり、ザラメが出てきたり。そのたび調整、調整で滑ります。

そうこうしている内に、ツアーコースに戻ってきても、ここは登山者も通るのででこぼこしてるし雪も重いとなって足も疲れてきてるし、けっこう気を使います。

でも、最初は格好なんか二の次で滑って降りられれば上等くらいの気持ちで降りて来るのですが、いろいろな雪で揉まれると普段やってるフィーリングスキーが応用できる事も多く、滑り終わった後に多少の自信も感じることができました。スキーの総合力を鍛えるのには、なかなか良い機会ですよ。

バックカントリーを始めるには、用具もいろいろと必要で、少しハードルが高いですが、乗鞍にはスキーだけあれば、ビーコン、ゾンデ、スコップと言った必須用具や新雪用のバスケットが着いたストックや、ザックにスノーシューなど全部レンタルできる入門コースツアーもありますので、一回試しにやってみたいという方は、スクールに来られたときにご相談ください。


2019年4月27日土曜日

少しずつ成長

みなさんこんにちは。望月です。

野麦終了後のASAMA2000での試乗会に行った後はしばらく滑る機会が無かったのですが、ようやく先週、今週と白馬五竜で滑ることが出来ました。

しかし、お天気はというと、先週は最初の写真のようないい天気、今週は後の写真のように真冬のような天気でした。

4/20の白馬五竜


4/27の白馬五竜
この時期ですので20日は暑いくらいの陽気で、雪はザクザク。朝一はまずまずでしたが、すぐに雪面は荒れ始め、なおかつストップスノーもあり滑りにくくなりました。

27日は若干湿ってはいますが、トップシーズンのような雪が降っていて春の柔らかい雪の上に、新雪が少し積もった状態。滑りはじめは滑走性も良く、シャーベット状の雪が滑りやすかったのでが、ベースが柔らかいのでやはり雪面は荒れ始め、しかも気温が下がってくるので凍結するほどでは無いですが、荒れた雪面がそのまま固まってきていました。

そんなわけで、両日とも気を抜いて楽に滑れるような状況では無かったのですが、雪のせいにだけしていると自分の成長も無いので、いろいろなことを試してみました。

まずは困った時の引くターン(笑)。確実に外足荷重が強まりますので、難しい状況ではターンがしやすくなります。

また、今シーズン私がレッスンでもお話し、自分でも心がけていることですが、ターン最初から雪をしっかりととらえて、その後はジェットコースターのように谷回りを作って行くイメージ。

足元の感覚を確認しながら滑ってみると、毎ターン100%とはいきませんが、良いターンがいくつかできるようになってきました。

今日のタイトルにも書いたのですが、難しい状況でも何ターンか良い滑りができたということは、自分がその分成長しているわけですから、それを楽しむという気持ちが大切だと思います。

できないことでなく、できたことを喜ぶ。長い目で見てそれを続けていけば、少しずつでも成長し続けることができて、励みにもなりますから、ずっとスキーを楽しめると思います。

シーズンも本当の終盤ですが、まだ滑る人も、また来シーズンという人も、ご自身の少しずつの成長を楽しんでいっていただきたいと思います。

2019年4月18日木曜日

営業終了後の野麦2

皆さん、こんにちは!

オッキーです!

前回のブログで4月16日に営業を終了した野麦峠スキー場-小鉢盛山
に登って来た時の様子を紹介しました。

今回は小鉢盛山から下山にかけての様子を紹介させてもらいます。

予定の鉢盛山をあきらめ手前の小鉢盛山で引き返すことにしました。
 
ここからは登り仕様から滑り仕様に変えてスキーで滑っております。

ただ、予想していた以上に大変!(T_T)
 


登りの時に通過してきたので木の密度が高いのは
分かっていたのですが、それに加えて気温がぐっと
上がってしまったために強烈なストップスノー…(~_~;)

以前、登った時はシーズン中だったのでここまでのストップスノーではなく
小鉢盛山からスキー場のベースまで約30分で降りられました。
しかし今回はターンすることもままならず
移動時間はその時より大幅にかかってしまいました。

それでも比較的景色が見える東側の風景を楽しみながら
滑り降りてくると…

遠くには蓼科山が見えます。



国土地理院の地図を見ても東側のが広葉樹のマークが
多く、実際にもこちら側のが抜けているところが多いです。

針葉樹は広葉樹と比べて成長するのに
それほど光をたくさん必要としないので
木と木の間隔が狭くなりがちです。
それに対して広葉樹はより多くの光を必要とするため
木と木の間隔が広くなるのがその要因です。
 こちらはもう少し北東側の景色で正面には浅間山

そして写真中腹が松本平の南側で塩尻市付近です。

そしてそのまま尾根をスキー場の頂上に向かって
再度登り装備に変えて進むと。。。
 
エキスパートの入り口に到着です。


乗鞍が奇麗に見えていました。


エキスパートは斜度があるのとベースとなる斜面に
何個か大きな穴があるので地面が出ている場所が
あるかと思ったのですが一面真っ白のままでした。


上部は吹き溜まっていたので
シーズン中より雪深いところも…


そしてそのままラビット奥にある鉄塔跡地までもう一登り。


ラビット降り場から10分も登ると写真の様な
サッカーコートほどのひらけた場所にでます。


この場所は昔、この尾根を越えて電波をやり取りするために
中継ポイントとして鉄塔が立っていました。

そのためにこんな広い場所がこっそり
スキー場の頂上近くにあるのです。

尾根上の少し小高くなった場所にあるので
東側の景色も比較的良く見えます。

木曽駒ケ岳


木曽駒とやぶはらスキー場


木曽駒とやぶはらスキー場は野麦のコースからだと
樹海コースの峰の原の裏付近から林越しに見える程度ですが
ここからならどちらもしっかりと見ることができます。

御嶽山
 
スキー場から見える御岳と比較して
少し南側からの景色になります。
 
そのため御嶽山の写真左側の稜線付近に見える
おんたけ2240が少し御岳の真ん中よりに見えます。

そしてよく見ると頂上左上付近には
まだ水蒸気が登っているのが見えます。
 小鉢盛山と鉢盛山
 
 左の山が先ほど登った小鉢盛山(2374m)
右側がいけなかった鉢盛山(2446m)
小鉢盛山から鉢盛山へは一度170-180mほど下り
再度、登り返す必要があります。
 
スキー場の営業期間中も3月になり雪が落ち着いてくると
ラビット降り場から日帰りで登られている方も見かけます。
ただし十分な雪山装備が必要です!
 
 チャンピオン5

この広場の東側の林の向こうに少しひらけた場所があり
ここも非公式にチャンピオン5(注)と呼ぶ人たちがいます。
 (注:奈川在住の変態テレマークスキーヤーが命名)

南向きの斜面なので旬の時間は短そうですが
タイミングが合えばよいBCコースになりそうです。
 
鉄塔跡地でのんびりしている間に
気が付いてみるともう2時30分。
シーズン中と違い日が長いのでついつい時間の経過を
忘れてしまいます。
 
という事でやっと本格的に滑走開始!

コース選択は非常に悩みましたが
普段は滑れないラビット線下を選択。
 
し・か・し。。。

全くターンできない!
 
という事ですぐにラビットに脱出。
 
しかしそこでも全くターンできず…

というのも
前日に積雪があったようでその積雪が
今日の気温上昇で一気に緩み
強烈なストップスノーになっていました…

実は登っている時からスキーシールに雪が
べったりと引っ付いたりしており
かなり止まる雪になるだろうなと想像はしていました。
 
それに加えて2時半過ぎまでのんびりしたので融雪も進み
想像以上のストップスノーとなっていました…(;´Д`)

ラビットも何とか通過してチャンピオン
 
シュプールを見てもらっても分かるように
全くターンできず…(;''∀'')


パノラマ


この辺りまで来ると前日の降雪の影響が少なくなり
比較的ターンできるようになってきました。
ただ爽快感までは…

立て水


シーズン中の人口降雪のおかげで雪を付けたところには
まだベースがしっかりとした雪が残っていました。
この人口降雪と斜度のおかげで
快適に滑れた斜面でした。(*^^)v

そして最後はトレーニングバーン


ここもしっかりと人口降雪で雪を付けていたおかげで
この日の一番良い斜面でした。

単純に滑りを楽しむだけならトレバン、立て水を
繰り返すのが楽しかったと思います。
ただ朝の登りだした時と比べても
地面が見えているところが広がってきており
この状態で滑れるのもあとそれほど長くないと思われます。

 
 昔々、まだ野麦峠スキー場にお客さんがたくさん来ていた時
(今と比べて4-5倍の来場者‼ (◎_◎;) )に今回登った
小鉢盛山方面までコースを延長する話もあったそうです。

もしそれが実行されていたら今回、私が登ったコースも
スキー場として普通に皆さんが見たり立てたりしたかもしれません。

小鉢盛山から東西の景色を楽しみながら林間滑走
小鉢盛山尾根からチャンピオン3コース
鉄塔跡地奥のチャンピオン5コース
鉄塔跡地広場に大きな展望台&休憩施設
などなど

ただ現在のスキー、スノーボード人口の減少を
考えるとそのような投資をしていたら野麦峠スキー場の
運営がどこかで行き詰っていたことも想定されます。

現状では今の野麦は小さい規模ながらも標高差700mのコースを
高速リフト2本でつなぎ15分もあればベースから頂上に立てる
滑り手にとって非常に魅力あるスキー場となっています。

今後、何か良い風が吹いたときに今の条件に加えて
鉢盛山方面への開発などでさらに良いスキー場に
発展してくれるといいなと思わせてくれた1日でした。

オッキー