2020年1月12日日曜日

感覚と理論の裏付け

小回りやコブで良く使われる技術で、「ピポット操作」というものがあります。体の真下でブーツを中心にスキーをコマのようにクルクル回してやることにより、小さな半径でターンが出来るのですが、昔これを最初に習った時には、自分の力でスキーを回してやるような練習をさせられました。

それでもうまくなる人がいるのですが、最初は自分の力でスキーを回していても、その内にスキーがうまく雪の抵抗をもらって回ってくるというコツを会得できる人だと思います。

その人が、次に自分で教える時に、どうしてうまくできるようになったのか理解していれば、今度は自分で回さずにいかにうまく雪の抵抗を受けるか、という教え方ができるのですが、わかっていなければ、自分がかつて教わったように教えてしまう。

そうすると教わった人はいくらやってもできないか、できても自分の力をずっと使っているので、すぐに疲れてしまう、ということをなります。

少し違う話ですが、以前技術戦に出ている人(デモとかではないです)にカービングについて教えてもらったことがあります。もちろんスキーは私なんかと比べものにならないくらいうまい人です。その時教えてもらったのは、スキーのブーツの先端を踏んでたわみを作れということでした。

スキーのトップにはビンディングはついてないから、自ら踏めるのはそこしかないという説明でした。その人は雪の抵抗を受ける感覚をそういう風に理解して、そういう意識で滑っていて滑りも上手だったわけです。

本当にスキーがターンしているときに起こっていることとは違うのですが、そうやって教わってできる人もいます。でも当然ながら理論として間違っているので、できない人も多いわけですね。

もちろん楽しみでスキーをしている人はそこまでわからなくても全然問題ありませんが、ひとたび自分が教える立場になった時には、感覚だけでなく理論の裏付けのあることを教えないといけないということはわかっていただけると思います。

手前味噌ではありますが、フィーリングスキーでは雪の抵抗を受けてスキーがターンするという基本的な考えがありますから、自分の感覚はこうだけれども、理論的にはこういうことが起こっているはずだという風に裏付けを導きやすいので、正しい考え方でスキーをお教えすることができます。

よそで教わったのだけれども、どうもうまくいかないということがありましたら、一度レッスンに入って相談してみてください。



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