皆さん、こんにちは!
オッキーです!
前回のブログで4月16日に営業を終了した野麦峠スキー場-小鉢盛山
に登って来た時の様子を紹介しました。
今回は小鉢盛山から下山にかけての様子を紹介させてもらいます。
予定の鉢盛山をあきらめ手前の小鉢盛山で引き返すことにしました。
ここからは登り仕様から滑り仕様に変えてスキーで滑っております。
ただ、予想していた以上に大変!(T_T)

登りの時に通過してきたので木の密度が高いのは
分かっていたのですが、それに加えて気温がぐっと
上がってしまったために強烈なストップスノー…(~_~;)
以前、登った時はシーズン中だったのでここまでのストップスノーではなく
小鉢盛山からスキー場のベースまで約30分で降りられました。
しかし今回はターンすることもままならず
移動時間はその時より大幅にかかってしまいました。
それでも比較的景色が見える東側の風景を楽しみながら
滑り降りてくると…
遠くには蓼科山が見えます。


国土地理院の地図を見ても東側のが広葉樹のマークが
多く、実際にもこちら側のが抜けているところが多いです。
針葉樹は広葉樹と比べて成長するのに
それほど光をたくさん必要としないので
木と木の間隔が狭くなりがちです。
それに対して広葉樹はより多くの光を必要とするため
木と木の間隔が広くなるのがその要因です。
こちらはもう少し北東側の景色で正面には浅間山

そして写真中腹が松本平の南側で塩尻市付近です。
そしてそのまま尾根をスキー場の頂上に向かって
再度登り装備に変えて進むと。。。
エキスパートの入り口に到着です。

乗鞍が奇麗に見えていました。

エキスパートは斜度があるのとベースとなる斜面に
何個か大きな穴があるので地面が出ている場所が
あるかと思ったのですが一面真っ白のままでした。

上部は吹き溜まっていたので
シーズン中より雪深いところも…

そしてそのままラビット奥にある鉄塔跡地までもう一登り。

ラビット降り場から10分も登ると写真の様な
サッカーコートほどのひらけた場所にでます。

この場所は昔、この尾根を越えて電波をやり取りするために
中継ポイントとして鉄塔が立っていました。
そのためにこんな広い場所がこっそり
スキー場の頂上近くにあるのです。
尾根上の少し小高くなった場所にあるので
東側の景色も比較的良く見えます。
木曽駒ケ岳

木曽駒とやぶはらスキー場

木曽駒とやぶはらスキー場は野麦のコースからだと
樹海コースの峰の原の裏付近から林越しに見える程度ですが
ここからならどちらもしっかりと見ることができます。
御嶽山
スキー場から見える御岳と比較して
少し南側からの景色になります。
そのため御嶽山の写真左側の稜線付近に見える
おんたけ2240が少し御岳の真ん中よりに見えます。
そしてよく見ると頂上左上付近には
まだ水蒸気が登っているのが見えます。
小鉢盛山と鉢盛山
右側がいけなかった鉢盛山(2446m)
小鉢盛山から鉢盛山へは一度170-180mほど下り
再度、登り返す必要があります。
スキー場の営業期間中も3月になり雪が落ち着いてくると
ラビット降り場から日帰りで登られている方も見かけます。
ただし十分な雪山装備が必要です!
この広場の東側の林の向こうに少しひらけた場所があり
ここも非公式にチャンピオン5(注)と呼ぶ人たちがいます。
(注:奈川在住の変態テレマークスキーヤーが命名)
南向きの斜面なので旬の時間は短そうですが
タイミングが合えばよいBCコースになりそうです。
鉄塔跡地でのんびりしている間に
気が付いてみるともう2時30分。
シーズン中と違い日が長いのでついつい時間の経過を
忘れてしまいます。
という事でやっと本格的に滑走開始!
コース選択は非常に悩みましたが
普段は滑れないラビット線下を選択。
し・か・し。。。
全くターンできない!
という事ですぐにラビットに脱出。
しかしそこでも全くターンできず…
というのも
前日に積雪があったようでその積雪が
今日の気温上昇で一気に緩み
強烈なストップスノーになっていました…
実は登っている時からスキーシールに雪が
べったりと引っ付いたりしており
かなり止まる雪になるだろうなと想像はしていました。
それに加えて2時半過ぎまでのんびりしたので融雪も進み
想像以上のストップスノーとなっていました…(;´Д`)
ラビットも何とか通過してチャンピオン
シュプールを見てもらっても分かるように
全くターンできず…(;''∀'')

パノラマ

この辺りまで来ると前日の降雪の影響が少なくなり
比較的ターンできるようになってきました。
ただ爽快感までは…
立て水

シーズン中の人口降雪のおかげで雪を付けたところには
まだベースがしっかりとした雪が残っていました。
この人口降雪と斜度のおかげで
快適に滑れた斜面でした。(*^^)v
そして最後はトレーニングバーン

ここもしっかりと人口降雪で雪を付けていたおかげで
この日の一番良い斜面でした。
単純に滑りを楽しむだけならトレバン、立て水を
繰り返すのが楽しかったと思います。
ただ朝の登りだした時と比べても
地面が見えているところが広がってきており
この状態で滑れるのもあとそれほど長くないと思われます。
昔々、まだ野麦峠スキー場にお客さんがたくさん来ていた時
(今と比べて4-5倍の来場者‼ (◎_◎;) )に今回登った
小鉢盛山方面までコースを延長する話もあったそうです。
もしそれが実行されていたら今回、私が登ったコースも
スキー場として普通に皆さんが見たり立てたりしたかもしれません。
小鉢盛山から東西の景色を楽しみながら林間滑走
小鉢盛山尾根からチャンピオン3コース
鉄塔跡地奥のチャンピオン5コース
鉄塔跡地広場に大きな展望台&休憩施設
などなど
ただ現在のスキー、スノーボード人口の減少を
考えるとそのような投資をしていたら野麦峠スキー場の
運営がどこかで行き詰っていたことも想定されます。
現状では今の野麦は小さい規模ながらも標高差700mのコースを
高速リフト2本でつなぎ15分もあればベースから頂上に立てる
滑り手にとって非常に魅力あるスキー場となっています。
今後、何か良い風が吹いたときに今の条件に加えて
鉢盛山方面への開発などでさらに良いスキー場に
発展してくれるといいなと思わせてくれた1日でした。
オッキー